第55回名古屋市中学校総合体育大会(市総体・団体戦)
7月14日㈯
名古屋市中学校総合体育大会(市総体)・団体戦が枇杷島SCで開催されました。
この大会は、県大会(県総体)への出場をかけた大切な試合で、県大会への出場枠は、団体戦は4校と狭き門です。
サードプレイスの子供たちは、昨年この大会では、原中学校から1年生チームとして出場しベスト16でしたので、2年生チームになったら「何とか県大会へ出場したい」との思いで1年間頑張ってきました。
昨年の市総体後の主な戦績は、9月の「愛知県中学校団体卓球選手権名古屋地区予選を5位(第1シード)通過」し、その県大会(10月)で17位(予選リーグ2位チームによるトーナメントで1位)」に、同じく10月の「名古屋大谷杯卓球大会」で準優勝。12月の「全国中学校選抜卓球大会名古屋地区予選」を2位通過し、その県大会(1月)でベスト8。そして3月の「タクシンカップ」で第3位に。
そして中2になった4月の「愛知県中学生卓球大会名古屋地区大会」で第3位に。と着実に力をつけ、頑張ってきましたので「今年は是が非でも県大会に出場する」との意気込みでこの大会に挑みました。
とは言うものの、この大会のシード校決めの参考になると言われていた2つの大切な大会において、3月の「名古屋市小中学校団体卓球選手権大会<第4シード>は欠場(病気と怪我)」、6月の「卓球審判・指導者講習での団体戦<第7シード>は3回戦敗退」と散々な結果を残してしまっておりましたので、組合せでどのように評価されているのかがとても心配でした。
事前に送付されてきた組合せ表を見て… 「あらっ!」と思わず…。
やはり厳しい評価になっておりました。
と言うのも、第3シード下の1回戦からの戦いとなっており、しかも2回戦で3月の「タクシンカップ」と4月の「愛知県中学生卓球大会名古屋地区大会」において、いずれも準決勝で負けているあの「吉○中」との対戦となっていたからです。これは何とも厳しいことに…。
唯一の救いは、大会当日は、「朝の練習時間はなし」とのことでしたので、「原中は1回戦から対戦があり、吉○中は2回戦が初戦となる」といったわずかな期待を探さずにはいられない心境でしたが、いずれにせよ厳しい戦いになることは間違いありません。
ですが、県大会に出場するには、ベスト4に残らなければならず、勝ち進んでいけば、必ずどこかで強豪校と対戦するわけですので、「どこで、誰と、対戦しても同じこと。撃破するのみ!」と気持ちを入れ替えて、この約3週間練習を積んできました。
その甲斐もあり…正直、私たちから見ましても「この仕上がりなら多分勝てる」と思えるほどレベルアップしたように感じました。
しかしながら、1回戦を勝ち上がれば対戦することになる「吉○中」も当然のことながら猛練習を積んできているはず・・・
そうなると、あとはオーダーしだいで右にも左にも転ぶことになります。
戦力分析をし、オーダーを練りに練って、前日にキャプテンと副キャプテンにも意見を聞いて、腹を据えて臨みました。これでどんな結果になろうと後悔なしです。
そして14日の団体戦です。
1回戦を萩○中に「3-0」で勝利し、いざ2回戦の吉○中(第3シード)との対戦です。
問題のオーダーは、こちらとしては「見事的中。これ以上のない対戦。」と思っていましたが、そうは問屋がおろしません。 吉○中も戦力分析から「見事的中」であったようです。面白いもので、お互いの選手への信頼や期待がありますので、このような戦力分析結果になるのですね。
結果は、「3-2」で原中が見事勝利を掴むことができました。 内容は、1番が「0-3」で負け、2番が「3-2」で勝ち(2セットを先取されてから、2セットを取り返し、5セット目はマッチポイントを取られながらの大逆転勝ち)、3番ダブルスが「3-1」で勝ち、4番が「0-3」で負け、5番が「3-1」で勝ち、という文字通りの息詰まる大接戦でした。
やはり、さすがに吉○中は強かったです。 力と力、意地と意地のぶつかり合いの素晴らしい戦いができました。
この気持ちは、仮に結果が逆になっていても変わらないことでしょう。
この重要な戦いのプレッシャーにカチコチになってしまった選手、先の選手の負けが伝染してしまった選手、そんな凄いプレッシャーの中、お互い力を出し切り、精も魂も使い果たした戦いでしたから。
そんな素晴らしい戦いの後でしたから、その後は、「2回戦で対戦した吉○中の選手達の気持ちを肩に背負って、絶対に決勝戦まで勝ち抜こう」と子どもたちと心を一つにして3回戦以降に挑みました。
3回戦「一○中に『3-0』」、4回戦「扇○中(第7シード)に『3-1』」、準決勝「神○中(第2シード)に『3-0』」で勝ち、決勝戦へと駒を進めることができました。
そして、昨年の全国中学校選抜卓球大会名古屋地区予選以来の対戦となる憧れの愛工大名電中(ランキング日本一)と再び決勝戦で対戦することができました。
結果は「0-3」の負けでしたが、原中の選手は、2台、3台での試合進行のお蔭で、6人全員 対戦することができ、とてもよい勉強をさせていただくことができました。
県大会への出場校は、以下のとおりでした。
1位.愛知工業大学名電中学校
2位.名古屋市立原中学校
3位.名古屋市立神丘中学校
4位.名古屋市立左京山中学校