令和5年度愛知県夏季卓球新人大会(一般の部)
7月22日(土)・23日(日)
令和5年度愛知県夏季新人卓球大会が以下の2会場で行われました。
(出場者が多いため、毎回2会場に分けて開催されております。)
・A会場:7月22日(土)・23日(日) 名古屋市天白スポーツセンター
・B会場:7月29日(土) 碧南市臨海体育館
この大会は、高校生・大学生・社会人の選手が中心の大会で、前回までの優勝者や全国大会出場者(一般・ジュニア・マスターズ)は出場することができません。ですので、新人と言うステージを超え、一定の実力を認めてもらうことのできる登竜門です。まだ中学生以下のサードプレイスの子どもたちにとっては、勝ち抜くことは容易ではありませんが、そこそこ実力のついてきた子どもたちには挑戦させております。 5月に開催された春季新人大会に続き、真登(中3)・航(中2)の2名をエントリーさせていただきました。
エントリーしているA会場は、2日間に分けて開催されますので、2人が同じ日になっていることを祈りながら、事前に公開された対戦表を見ますと、シングルスは2人とも7月22日(土)、ダブルスは7月23日(日)となっており、2人が一緒に行動できることにほっとしました。
参加者は合計686名、16列のトーナメントに分かれて、各43名で優勝者が競われます。(優勝者は16名) 優勝決定戦までは7回戦です。
春季大会では、真登も航も3回戦までに敗退していましたので、今回は、1回戦からの対戦となっていました。
真登は中学生最後の挑戦の大会になります。 兄(晄貴)が2年前の中3の時に、この夏季大会で優勝しておりましたので、「真登は兄に後れを取るまい」と並々ならぬ思いでこの大会に臨みました。
また、航は中2でこの大会で優勝すれば、サードプレイス始まって以来の年少者の優勝になります。 二人とも頑張ってほしいです。
さて、結果ですが、
今回も時間の都合で、5回戦(準々決勝)までは3セットマッチ、6回戦以降(準決勝・決勝)は5セットマッチで行われました。
航は、1回戦で大学生と激突して、セットオールの大接戦の末、残念ながら初戦敗退となってしまいました。その後、その大学生は見事優勝を飾りました。いや~本当に残念でした。目標の「中2で優勝」のチャンスはあと2回。12月開催の年末新人戦と1月開催の新春新人戦です。「次こそは!」
真登は、5回戦まで危なげなく順調に勝ち上がり、残すところあと2つ、準決勝と決勝。祈る思いで応援をしておりました。
準決勝では、以前負けたことのある優勝候補筆頭の高校生カットマン(バック面粒高ラバー使用)を大接戦で破って勝ち上がったクラブチームの選手(社会人?・大学生?)と対戦し、大接戦の末 セットオールの11-9で辛勝。
決勝戦では、高校生のカットマン。真登はカットマンをあまり得意とはしておりませんでしたので、今回はカットマン対策をかなりやりこんで試合に臨んでいたこともあり、かなりの接戦にはなりましたが、何とか3-1で勝利し、見事優勝を飾ることができました。 優勝が決まった瞬間、思わず「きゃー! やったー!」、応援席から悲鳴に近い声や歓声をあげてしまいました。
真登には、サードプレイスに入会していらい、全中に出場した1期生の陰で、なかなか十分な練習をさせてあげられなかったこと、1期生引退後はコロナ禍を過ごし、試合でもなかなか良い成績をとらせてあげることができずにいましたので、今回の優勝と7月8日に決めた県総体出場は本当に嬉しかったです。
この日試合を振り返ってみれば、この日の真登は、プレーがとても冷静で、特に準決勝と決勝では、「絶対に勝つ!」という気迫と集中力が凄まじく、プレーは神掛っていたように思います。 いわゆる「ゾーンにはいっている」状態に見えたほどでした。 また、決勝戦では、スマッシュやドライブ強打を打っても打っても返球してくる相手カットマンに対し、いつもの真登であれば、根負けしてミスが出るパターンなのですが、今回は「絶対にミスをしない!ぶち抜く!」という気迫で勝ち取った勝利でした。
「おめでとう! 真登。本当におめでとう。兄貴に並べてよかったね。」
ずっと尊敬する兄の背中を追って来た真登はですから、兄に並べ やっと安堵したに違いありません。
その後の真登の話では、「晄貴(兄)の夏季大会の優勝は7月24日、僕の夏季大会優勝は7月22日。僕の方が2日早かったです!」って(笑) 微笑ましい話です。
さあ、次は、航が真登を超える番です。そして、つづく後輩たち、先輩たちをどんどん追い抜いてもらいたいものです。
真登と航の次の大会は、7月30日(日)に開催される県総体(豊川市総合体育館)です。県総体に出場する選手は、愛知県の中でわずか72名のみ。 日頃、愛知県卓球協会小中委員会主催の数々の大会の愛知県予選会でベスト32以上、ベスト16以上の成績を収めている強豪クラブチーム所属の選手たちとの対戦が予想できます。知っている選手ばかりですので、臆することなく挑戦者精神で思いっきり頑張ってもらいたいと思います。