top of page

第60回名古屋市中学校総合体育大会卓球大会(市総体)


7月8日(土)

第60回名古屋市中学校総合体育大会 卓球大会(市総体)が名古屋市千種スポーツセンターにて開催されました。


この大会は、中学生の全国1位を決める全国中学生総合体育大会(全中)の名古屋地区予選です。 もちろん全国大会で何度も優勝している愛工大名電中学校の選手も出場します。 名古屋市大会から愛知県大会(県総体)への出場枠は、わずか24名の狭き門です。

サードプレイスからは、真登(原中3年)・航(高針対中2年)・俐人(原中1年)の3名が出場しました。

原中も高針台中も卓球部がありませんので、団体戦には出場できず、個人戦のみの出場になります。


組合せ表が中学校経由で配布され確認しますと、出場者は320名で、トーナメント方式で競われます。

真登・航はベスト32(中シード)、今年が初出場の1年生の俐人は2回戦からとなっていました。

5回戦までを勝ち抜けば、ベスト16入りとなり県総体への出場は確定、5回戦で負けた場合は、負けた16名による残り8枠をかけた敗者復活戦(トーナメント)を行い、1回戦を勝てばベスト24入りを果たし県総体出場決定となります。 


さて、結果ですが、

俐人(中1)は、

2回戦を勝ち抜き3回戦まで進出。3回戦では今年の2月の練習試合で全く歯が立たなかった格上の選手との対戦で敗退となりましたが、持てる力を全て出し切る立派な戦いをしてくれました。 最近、精神的にも実力的にもメキメキ成長し、力をつけてきた成果を十二分に発揮してくれた試合でした。 

観覧席で試合の順番待ちをしている間、何度も何度もトイレに通っていた俐人。いつもの試合とは少し空気が異なる緊張感漂う会場の雰囲気。

中学校名のゼッケンを背負って出場した初めての市総体に、凄いプレッシャーを感じていたことでしょう。

お疲れさま。来年は、県総体出場を目指そうね。

航(中2)は、

4回戦で思わぬ苦戦を強いられました。1セット目を落とし、続く2セット目を17-15で何とか取り返し、3セット目、4セット目を苦労しながらも何とかものにし5回戦へと駒を進めました。

ベスト16決定のかかる5回戦では、今までに勝ったことのない格上選手との対戦で、頑張りましたが力及ばず敗者復活戦へと進むことになりました。

続く敗者復活戦では、初戦で強豪クラブチームに所属している同学年の強豪選手を上手な試合展開で下し、県総体への出場を決めました。(最終結果は22位)

真登(中3)は、

4回戦で強豪クラブチームに所属している新鋭(中1)との大激戦の末、「3-2」で辛くも勝利し、5回戦へと駒を進めました。

ベスト16決定のかかる5回戦では、今までに勝ったことのない格上選手との対戦で、頑張りましたが力及ばず敗者復活戦へと進むことになりました。

続く敗者復活戦では、初めて対戦する選手で、「強豪選手○○君に勝ったことがあるらしい」との情報もありドキドキでしたが無事に勝利し、県総体への出場を決めました。(最終結果は23位)


真登・航、県総体出場おめでとう。本当によかったね。

思い返せば、サードプレイスの一期生の全国総体出場(団体戦)・県総体出場(個人戦)から始まり、その後の先輩たちの県総体出場(個人戦)などの背中を見て、「僕たちも強くなりたい」と先輩たちの背中を追いかけてきて、昨年は一歩届かなかった県総体。そして、今まで、各種の大会で目標まで一歩届かず悔しい思いをしたことがたくさん有ったけど、今回は神様が真登・航の2人に微笑んでくれた。「いつか必ず」との思いでコツコツ頑張ってきたことが実を結んだね。本当によかった。

サードプレイスに入会していらい、2人はずっと良きライバルとして切磋琢磨し、また良き友として励まし合い、泣いたり笑ったりの姿を見てきました。

そんな2人でしたので、今回2人揃って県総体への出場を掴みとってくれたこが何よりも嬉しいです。(涙)

サードプレイスの後輩たちも誇らしいと思いますよ。今もこれからも君たちの背中を追いかけ、「今度は自分たちが」と頑張ってくれることでしょう。


今回の市総体を迎えるにあたって、また市総体においてのお母さんから聞いた二人のエピソードを紹介します。

真登は、いつも応援に来てくれるお母さんに、「今回は集中したいからごめんね」と初めて言ったそうです。本人なりの並々ならぬ思いがあったのでしょう。(お母さん談)

お母さんは家で祈る思いで気を揉んで結果報告を待っていたそうです。航のお母さんから県総体出場決定の報告を受け、大会会場へ駆けつけてくれました。

また、航は、「県総体出場決定がよほど嬉しかったようで、いつも感情に出さないのに、決まった瞬間ガッツポーズをし、勢い余ってひっくり返りそうによろけていました。」(お母さん談)

その姿は、天を仰ぐようなガッツポーズでした。よほど苦しかったのでしょう。よほどプレッシャーだったのでしょう。 精も魂も使い果たし、すさましい重圧からの解放感と県総体出場決定の達成感がどっと出た瞬間だったと思います。この大会にかけていたことが伝わってきます。

今回の市総体では、実力が十分ありながらも県総体出場を逃した強豪選手もたくさんいます。

全中予選というこの大会で勝ち上がることの厳しさ難しさを改めて実感させられた一日でした。


県総体は、7月30日(日)に豊川市体育館で開催されます。 日頃、愛知県卓球協会小中委員会主催の数々の大会の愛知県予選会でベスト32以上、ベスト16以上の成績を収めている強豪クラブチーム所属の選手が出場してくることが予想できます。知っている選手ばかりですので、臆することなく挑戦者精神で思いっきり頑張ってもらいたいと思います。



bottom of page