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第75回中部日本卓球選手権大会(カデット・ホープス・カブの部)


8月26日(土)~27日(日)

第75回中部日本卓球選手権大会(カデット・ホープス・カブの部)が静岡県草薙総合運動場(このはなアリーナ)にて開催されました。


昨年は、残念ながら予選会通過にあと一つ届かず本大会への出場はかないませんでしたが、今年は、ホープス男子の部で椎太(小5)が本大会出場を果たしてくれました。 椎太の本大会出場は、1月の後藤杯名古屋オープン卓球選手権大会(カブの部)に続き二度目になります。

この本大会は、新潟・長野・富山・石川・福井・静岡・三重・岐阜・愛知の9県から予選会を通過した精鋭たちが集い競い合います。

ホープス男子の部の各県の参加枠数は、各県24名と前年度ランキング選手8名です。

椎太は、まだサードプレイス入会後2年足らずですので、本大会への出場が目標でした。ですので、この本大会で勝ち上がることは正直難しいと思っていますが、少しずつ実力をつけてきてくれていますので、他県の精鋭たちと戦う姿を見るのを楽しみにしていました。


静岡県卓球協会より組合せ表が事前公開され、ホープス男子の部の出場者は、194名で、負けたら終わりのトーナメント方式にて行われます。

メンバーを眺めてみると、さすがに中部日本選手権だけあり、有名クラブチームの名前がずらり。そんな中、外シード(第一シード・第三シード・第五シード)に愛知県勢の名前を見つけ、「お~っ、愛知県勢も頑張っているな~」!と嬉しい気持ちになりました。


日程は、一回戦から三回戦までを8月26日(土)に、四回戦以降を8月27日(日)となっていました。

椎太は、一回戦からの対戦で、相手は新潟県の選手。もし勝ち上がることができれば、二回戦では富山県で一番の強豪クラブチームの選手と戦うことができます。目標は1回戦突破ですね。


さて、当日、このはなアリーナに到着してみると、卓球台が54台並んでおり、大きな広い体育館でした。「お~っ、椎太は、こんな広いところで一人で戦うんだな~」と言うのが正直な感想でしたが、さすがに本大会だけあり、熱気にあふれ、愛知県予選会ではとても経験できない独特の雰囲気がありました。

タイムテーブルでは、椎太は、10時45分から試合開始です。

試合開始を心待ちにしていると、椎太が会場内に貼り出されているトーナメント表から一回戦で対戦する相手選手(新潟)が棄権になっていることを見つけてきました。

「先生、対戦相手が棄権になってました」

「えっ、そうなの…」

これで労せずして一回戦突破となったわけですが、二回戦(初戦)で富山県一の強豪クラブチームの選手と対戦することになってしまいました。

二回戦は12時50分からです。

その間に、椎太は、ユーチューブにアップされている対戦相手の動画を見て研究しておりました。少し見せてもらったのですが、愛知県の強豪選手との対戦動画で、左利き、長身、卓球はパワフルでとても強い選手でした。


そして結果は…

 1セット目は、左利きから繰り出されるバックストレートへの横回転系スピードロングサービスとフォア前・ミドル前に出される横回転系ショートサービスからの3球目攻撃が鋭く、フォアハンド強打(ドライブ)に対しては、まあなんとか応戦できていましたが、バックハンド強打(角度打ち)にタイミングが合わずやられてしまいました。

 2セット目は、相手のフォア前を中心としたサービスとバックに長いサービスで組み立てようとしたのですが、レシーブ位置を少しミドルにかえられ、逆にフォアに長く速いレシーブに翻弄されてしまいやられてしまいました。

 3セット目は、相手選手の構え位置がミドルよりになったこと、バックハンドがドライブではなく強打(角度打ち)であったことから、作戦を組み直して挑んだ結果、それが効果的に働き、1セットとり返せるのではという戦いをしてくれましたが、残念ながら力尽きてしまいました。

対戦成績は0-3でしたが…

「椎太 よく頑張った! 次に繋がるいい試合ができてたよ!」


考えてみれば、他県の強豪選手の試合を見ながら、愛知県勢の雄姿を見ながら、自分の試合の出番を待っている長い時間。心の内はどんなんだったことでしょう。

そして、自分の試合の時間がきていざ入場。コートは23コート、ほぼ競技場の真ん中です。

こんな小さな身体の椎太が、卓球台が54台も並んでいる大きな競技場で、大勢の観衆の中で、足が震える、心臓が口からでてしまいそうなものすごい緊張だったに違いありません。

そんな中、堂々と入場し、自分の持てる力の全てを出し切る、凄いことです。


子どもたちは、こんな凄い経験をしながら大きく成長していくのですね。

団体スポーツと違った個人スポーツである故の独特の経験ですね。


今回の大会で、中部圏の精鋭たちを目の当たりにし、現在の自身の立ち位置を知るいい機会になったと思います。これからも更なる高みを目指して頑張ってもらいたいです。


次回の大会は、8月30日(水) 令和5年度夏季愛知県小中学生卓球大会 団体の部、9月16日㈯ 東海卓球選手権大会(ホープスの部)愛知県予選会、9月18日㈪🎌 東海卓球選手権大会(カデットの部)愛知県予選会です。

団体戦は、久々の中学生・小学生の混成チームでの対戦です。

個人戦は、東海選手権大会という本大会へつながる予選会です。

しっかり目標を定め、目標達成に向けてみんなで頑張っていきます。


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